いっぽのThreefold choice

乃木坂とポケモンと競馬 その他諸々

言わなくてもいいこと

私がブログなどというものを書くのは初めてのことである


ふと思い立ったことがあるので徒然なるままに筆を取らせていただくが、どうか温かい目で最後までお付き合いいただければと思う



皆様は自身のTwitterアカウントを運用する上で気をつけていることはあるだろうか? 私は高校1年生の時に初めてアカウントを作成し、現在10年目を迎える立派なTwitter戦士だ
Twitterに限らず、他者と広く繋がる中で色々なルールというか、私が注意していることは幾多もあるが、そのうちの1つに、このブログの表題にも掲げた"言わなくてもいいことは言わない"というものがある
これはどういうことか 端的に言うと、不都合な情報は事実であってもあえて伝えない、というものである

例えば、以下の日常ほのぼのツイートを見ていただきたい

これは私が街を歩いている時に、推しメンのセンター曲が流れてきて、つい嬉しくなってツイートしたものである


しかし、このツイートの裏には"不都合な事実"が内包されている

新橋を歩いている時にcinemaが流れてきた、これは紛れもない事実だ

"不都合な事実"というのはこれを流していたのが風俗の無料案内所であったことである


私が指す"不都合な事実"がどういうものであるかは、この一文だけで十分にニュアンスが伝わったはずだ

要は事実であれど、わざわざ伝えることにより、誰かが不利益を被ったり、誰かが不快な思いをする可能性があるものとだけ認識いただければ十分である



実際にこれをツイートするにあたっては、様々な選択肢が存在した

◎新橋歩いてたらcinema流れてた〜
私が実際にチョイスしたツイート


だが、例えば


△新橋の居酒屋でcinema流れてた〜
事実を脚色したしょーもない嘘のツイート



×新橋の無料案内所でcinema流れてた〜
不都合な事実をバカ正直に記載したツイート


こういった選択肢も取ることができた訳だ



私はこの中で"不都合な事実'だけを切り落とした、ありのままのツイートを正解とし、投稿した次第である

ここでは解説のためにありのままの事実を伝えたが、私は原則としてこのような"不都合な事実"は切り取り、誰かが不利益を被る(不快になる思いをする)事態を回避することを心がけている

嘘をつくというのは不誠実だが、不要な事実を切り取るのは不誠実ではなく、むしろ多くの人と蟠り無く過ごすためには必要な判断・スキルである

というのが私の持論だ



事実、私が上記でこの"風俗の無料案内所"というワードさえ出してしまったがために複雑な気持ちになった方がいるかもしれない

逆に、私がこれを伝えなければ「音嶋莉沙売れた〜❗️」という、ただ嬉しいという気持ちで私のツイートを見るに過ぎなかったのではないだろうか



これが"不都合な事実"を伝えないというスキルである



上記はたわいもない話に過ぎないが、推しメンが関わってくるとこのスキルの重要性はグンと上がる



例えば、あなたが推しメン以外のメンバーのお話会やサイン会に参加するとする

その事実を推しメンに対して正直に伝えるだろうか?

推しメンを裏切るような後ろめたさや忠誠心から「伝えなければ!」と考える方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれない

(推しメンに嫉妬してもらいたいというやましい気持ちからわざとそのようなことを伝えるオタクは普通に論外だが)



結論から申し上げると、私ならわざわざ伝えることはしないだろうと思う
何故ならそれは推しメンからすれば"不都合な事実"であり得るからだ

「なんで私以外のところに…」

そう思わせないことは、オタクとして心得ておいて損はないのではないだろうか



前述では事実から"不都合な事実"だけを切り取り、伝えない、というスキルとして紹介したが、この場合私は事実の全てが不都合なので敢えて何も言わない、という選択肢を取るだろうと思う



私の個人的指標で言うと以下の通りだ


◎(何も言わない)
バレなければ浮気ではない


△君以外のところには絶対行かない!
大嘘つき、バレた時にはより推しメンのことを傷つける可能性すらある


×今から他のメンバーのところ行ってくる!ごめんね!
言わなければ気にしなかったであろうことなのでまさに"不都合" な事実と言える


それでも伝えなければ気が済まないとか、後ろめたいという気持ちが勝つのであれば、もう他のメンバーのところになんて行くなよ、となるのだが()




これと同様にして

「行きたかったライブに行けなくなった」

「欲しかったコラボアイテムや生写真が買えなかった」


など、 オタクをやっていれば誰しも嘆かわしい事態に当たることがあるだろう



現に、こんな偉そうなことを言っている私においても、言葉にした後に「これは伝えるべきではなかったかも知れない」と後悔したことが幾度もある(オンラインお話会の時間に起きられず、券を消失した回)





他者を困らせる、悲しませる、気を遣わせる事実は"不都合な事実"であるということを一考し、それをあえて言わないという選択肢を取ることができる意志の強いオタクとして過ごしていきたいし、このような考え方を広めていければという所存だ





私は「これが正解であり、全ての人間はこれに従え」などと、傲慢な押しつけをするつもりは毛頭無い


当然、特定個人を攻撃するものでも、諌めるためのものでもない


ただ、オタクも推しメンも気持ち良く過ごす為の手立てとして、参考にしていただければ幸いである

無料案内所については利用した訳ではなく、ただ前を通過しただけであることは主張しておきたい